2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

東京から考える

昼は梅ヶ丘通りのパン屋さんでバイキングランチ。暖かいので少し散歩する。路地を構成する魅力のひとつに、草木が、つまりは植物があるな、と彼は思った。早くも咲いている梅がある。たとえば再開発によって路地が消えていくとしたら、ヒートアイランド化に…

東京物語

ひきつづき「東京」について。『日経ビジネス』1月29日発売号、日経新聞論説委員の吉野源太郎による連載「東京物語」は「地域再生か分断か 非文化ドラマの舞台、下北沢」。メインは世田谷区の対応と考えに対する批判となっているが、本多一夫に対するアイ…

ゴーヤーちゃんぷる

9時前には起床。さっそく仕事にとりかかる。休憩してオカミと少しウイイレ。勝てず。どんどん連敗する。勝ちたい、という欲望が湧いてこないようではダメである。勝負根性の減退。こんなことは彼の人生において、いまだかつてないことであった。代田図書館…

『不安の書』!

夢の中に太った少年があらわれる。 少年はその天才的な才能と悪魔的な性格ゆえに周囲の子供たちからあきらかに浮き上がり、いじめやそれに類するような陰湿ないやがらせも受けているのであったが、その天才的な才能と悪魔的な性格によって自分に敵対する雑魚…

座り込み

なんとか午前中に目覚める。夕方、本日バースデーのクーニャンが下北発反対の座り込みをやるというので顔を出す。トナカイのカブリモノを被ってみた。だが気持ち悪いと周囲からは不評。一転、カエポンさんが被った途端、みんな「かわい〜い」とご満悦。通行…

都市のカオス

そうそう、昨夜は文化系トークラジオ「Life」http://www.tbsradio.jp/life/を自宅でゴウダくんと聴いたのだ。テーマは「働くということ」。ゲストの本田由紀さんとサブパーソナリティの柳瀬博一さんのあいだで一触即発という雰囲気があったが、対立構造をつ…

孤立

テンションが上がりすぎた次の日はよろしくない。朝からどんよりとした気分。だが今日は大ファンであるところの某作家へのインタビューに立ち会うのだ。新宿の写真展に寄り、映画『アンダーグラウンド』のサントラでテンションを上げて待ち合わせ場所へ。イ…

古川日出男の朗読

朝から、細かい修正点等、会社とのやりとり。夜、新宿motionにて古川日出男の朗読。小心ズのパフォーマンスとサーティーンのライヴも。サーティーンはドラムの女の子がすごくよかった。「よかったです」と声をかけると「ありがとやっす!」との御返事。古川…

男をやめる

今さらながら『文藝』2006年春号の星野智幸特集を読む。インタビュアーは才色兼備の瀧井朝世。星野智幸がメキシコと出会う経緯、そして中上健次について書いたくだりも興味深いが、『虹とクロエの物語』について書かれた箇所を引用しておく。 男をモデル…

小説と真実

これまた今さらながら『文藝』2006年夏号の高橋源一郎特集を読む。源ちゃんの「だいたい」とか「適当」の秘密がわかったような気がした。本人が柴田元幸との対談で語っているところであり、また佐々木敦さんが「黙秘権を行使します」という文章で指摘し…

小説が書けるかな?

10時頃起床。洗濯と布団干し。朝少し仕事をして、いい天気なので外へ。図書館へ予約していた本を借りにいったついでに下北沢まで足を伸ばしたが、窓ガラスにうつった自分の顔を見てどうもぱっとしないなと思い、よその街へ。パンを買う。このパン屋さんは…

平凡な一日

10時起床。やや寝過ぎたらしい。天気はあまりよくないので洗濯はパス。軽く朝ご飯を食べた彼は、ケータイがとまっていることに気づいて近所のコンビニに支払いにいく。駅前の本屋で雑誌を立ち読み。ドトールで珈琲を飲む。スーパーでは納豆が復活していた…

救済されるべき存在?

「週刊読書人」巻頭特集は広田照幸と浅野智彦の対談。すべてを「教育問題」に収斂してしまうことへの危機感や、若者の人間関係はけっして希薄化しておらずむしろ濃密化しているといった指摘も面白いが、もっとも興味深いのは「若者論」をめぐるオトナたちの…

3年は辞めるな?

昨夜、ゴウダくんが買ってきた1月26日付の「週刊読書人」。加藤宗哉が自身が編集長を務める「三田文学」2006年秋季号に掲載した片山飛佑馬の小説「アパシー」に触れた文章が目を惹く。片山という若者はこの小説を遺して自殺した。「アパシー」は、大…

小説の読み方

「文學界」2月号掲載の高橋源一郎「ニッポンの小説」。 綿矢りさの「夢を与える」を題材にした学生たちの議論を頬杖ついて聞きながら「小説を読む」ということについて考えた文章だ。高橋は学生たちを「小説の素人」と呼ぶ。しかしながら、よく言われるよう…

ゴダール『中国女』

昨夜は床に入ってリディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』。不思議な掌編集である。朝は9時に起床。やや睡眠時間が足りないが布団を干す。オカミと一緒に朝食を食べ、パソコンに向かって仕事。すぐにバテる。近くの喫茶店に行きカレーと珈琲。ストロ…

赤朽葉に思うこと

早く寝ると言いながら、彼は明け方まで桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』に読みふける。山陰地方を舞台とした、母娘孫の母系3代にわたるクロニクルだが、戦後日本文化史と副題を打ってもよいくらいで、たとえばTBSの文化系トークラジオ「LIFE」で扱っているよ…

前夜

朝のうちに起き、午前中に洗濯。なんだかぼーっとしている。よく食べ物をとりこぼす。「私は生きている」と強くは思わないにしても、それが感じられるときは意識が前にぐっ、と出ると同時に指先に血の流れが感知される。足の裏が地に付いているような。それ…

不良

今週のTBS文化系トークラジオLifeのテーマは「不良」。 http://www.tbsradio.jp/life/ 初めこのテーマにピンとこなかったけど、考えてみれば、先週の放送(テーマ「失われた10年」)で「クイックジャパン」編集長の森山さんが00年代アーティストを「マジ…