2007-01-23から1日間の記事一覧

救済されるべき存在?

「週刊読書人」巻頭特集は広田照幸と浅野智彦の対談。すべてを「教育問題」に収斂してしまうことへの危機感や、若者の人間関係はけっして希薄化しておらずむしろ濃密化しているといった指摘も面白いが、もっとも興味深いのは「若者論」をめぐるオトナたちの…

3年は辞めるな?

昨夜、ゴウダくんが買ってきた1月26日付の「週刊読書人」。加藤宗哉が自身が編集長を務める「三田文学」2006年秋季号に掲載した片山飛佑馬の小説「アパシー」に触れた文章が目を惹く。片山という若者はこの小説を遺して自殺した。「アパシー」は、大…

小説の読み方

「文學界」2月号掲載の高橋源一郎「ニッポンの小説」。 綿矢りさの「夢を与える」を題材にした学生たちの議論を頬杖ついて聞きながら「小説を読む」ということについて考えた文章だ。高橋は学生たちを「小説の素人」と呼ぶ。しかしながら、よく言われるよう…

ゴダール『中国女』

昨夜は床に入ってリディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』。不思議な掌編集である。朝は9時に起床。やや睡眠時間が足りないが布団を干す。オカミと一緒に朝食を食べ、パソコンに向かって仕事。すぐにバテる。近くの喫茶店に行きカレーと珈琲。ストロ…