東京から考える

昼は梅ヶ丘通りのパン屋さんでバイキングランチ。暖かいので少し散歩する。路地を構成する魅力のひとつに、草木が、つまりは植物があるな、と彼は思った。早くも咲いている梅がある。

たとえば再開発によって路地が消えていくとしたら、ヒートアイランド化に拍車がかかる、というような研究を誰かしていないのだろうか。もちろん、東京の緑といえば皇居や神宮などの「森」が大多数を占めるのであろうが、こうした街路に張り出した樹木が行う光合成だってバカにはならないのではないか。


部屋の片付けなどしていたら時間が過ぎてしまい、ほとんど仕事にならず。キックに『東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム』を買ってきてもらう。キックは帰りの電車の中であらかた筋を押さえてしまったという。おそるべし。編集者とはおそるべしである。