平凡な一日

10時起床。やや寝過ぎたらしい。天気はあまりよくないので洗濯はパス。軽く朝ご飯を食べた彼は、ケータイがとまっていることに気づいて近所のコンビニに支払いにいく。駅前の本屋で雑誌を立ち読み。ドトールで珈琲を飲む。

スーパーでは納豆が復活していた。しかし高い。お昼はお好み焼きをつくって食べる。小食。そのあとぐったりして仕事にならず。カーペットの上にごろんと横になって身動きとれず、このまま死んでしまったらあまりにも人生は無意味だ、むなしいなあ、と彼は思っていた。そこに会社の同僚からメール。ここぞとばかりに人生の愚痴をメールで返信しつつ、でも雑誌の仕事は穴をあけないようにがんばるからねというと、「穴はあけてなんぼでしょ」というありがたいお言葉。不思議なことに、そう言われると俄然やる気になるもので、彼は元気が出て来た。

ちょうどおかみから「いま帰る」とメールがあったので「助けてください!」と返信。「どうしたっ!」と駆け込んできたオカミをつかまえて数試合ウイイレ。今日のオカミは強くて、ひさびさに負け越した。でもいいのだ。必要なのは、何かをやろうという活力なのだ。彼はそう考える。そこから集中して仕事。なんどか会社と電話でやりとりしつつ、最低限のことをすます。ほっと一安心して晩ご飯を食べ、風呂に入り、ビールを飲んで寝る。