下北沢の古本屋「気流舎」

春の陽気に誘われてひさしぶりに下北沢を散歩。新しくできた古本屋「気流舎」に入ってみた。店の名前が示すように、棚はカスタネダの本をはじめとする精神世界ものが中心を占め(といっても、昨今はやりの「オーラ」とかその類のものはない)、あとはサブカルチャー関連の本や、本に関する本。小説もいくらかある。ユアグローの短篇集は買おうかどうか迷った。買った本は二週間以内であれば半値で再度買い取ってもらうことが可能で、いわば「貸本屋」ともいえる面白いシステムも用意されている。だが店長さんに訊くといまだこのシステムを利用した人はいないそうだ。願わくばこの店のお客が増えて、本棚が回転しますように。古本屋の棚は、半分は客がつくるものなのだ(と思う)。



■気流舎
http://www.kiryuusha.com/


■関連記事 仲俣暁生「彼らが古本屋をする理由」
http://d.hatena.ne.jp/solar/20070324#p2


今日は永江朗『批評の事情』を800円で購入。現在はちくま文庫にも収められているのだが、私としてはこの原書房版が欲しかった。担当編集者はもちろん、Lifeでもお馴染み、あの大西ねえさんである。


批評の事情―不良のための論壇案内

批評の事情―不良のための論壇案内