極限的ハズカシ変異

今週末のLifeの予習を兼ねて、黒沢清「ドレミファ娘の血が騒ぐ」(1985)を観る。洞口依子の初々しさ、そして伊丹十三ふんする平山教授との「実験」シーンが見物であった。教授は「恥ずかしさ」について研究しており、人間の恥ずかしさの極致において起こるはずの「極限的ハズカシ変異」仮説を追究している。こういう映画、今はなかなか撮る(撮れる)人がいないだろう。
(なお、もともとのタイトルは「女子大生恥ずかしゼミナール」であり、にっかつロマンポルノとして公開される予定だったが配給元から拒否され、のちに再編集されて今のバージョンで晴れて公開となったらしい。)

ドレミファ娘の血は騒ぐ [DVD]