エコール


観終わって言葉が湧いてこない、というか、言葉を無効化されるような映画。公開された際には映画評がいくつか出ていたはずで、あらためてそれを読んでみたいと思った。


ひとつ気になるのは、舞台が「森」であるというところ。純真無垢な少女たちがそこで6歳から12歳までを過ごす。森を出る自由も、森に入る自由もない。森の地下には欲望が隠されていて、彼女たちは、その欲望の通路をくぐりぬけることではじめて外の世界に出ることになる。外の世界だってそれなりに美しい。けれどもそこは、あまりにもまぶしすぎるのだった。




エコール [DVD]

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