年忘れ


三軒茶屋の「味とめ」で忘年会。ところが、約束の時間に誰も集まらなかったみたいで、幹事のK女史から電話がかかってきた。「ごめん、二日酔いでふらふらで、ぼくもちょっと遅れる」と伝えたら、「ふざけんなよ、てめえ」と優しい声で罵倒される。ツンツンしている中にも一抹の優しさが滲み出ているから、怒られたほうは嬉しい気持ちになってしまう。これはK女史の才能だ。


座敷でのこぢんまりとした飲み会だったので、お酒を飲みながらゆっくり話をすることができた。今年ももう終わるんだな。そして、また新しい年がやってくるんだな。そういう気持ちが、ようやく芽生えてきた。