達磨の話


昨夜のイベントに潜り込んでいた某編集者氏に誘われ、秘密の飲み会へ。タイでは、より効果的に物乞いをするために親から手足を切り取られたいわゆる達磨がおり、業者がトラックでその達磨たちを運んでいくという。すると、ある女性ライターが口を挟む。あら、インドにも達磨はいるわよ。


あなたは自分にそっくりな人に会ったことがある?と彼女は言う。人に紹介されて会ったんだけど、たしかにそっくりで。私のほうが少し年上だから、私が姉で、彼女が妹。何かのときに入れ替わろうか、って話をしているの。


誰かが眠りに落ちているその時間に、他の目覚めた人びとは、こういう話をしているらしい。